FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【読書感想】アウトギャップの無限試算

51N8y7E2ZIL.jpg

●最初に

 怪盗ペイパーカットの地球漫遊とそれを追うもの達を描いたソウルドロップシリーズ六作目。

●あらすじ

 "これを見た者の、生命と同じだけの価値あるものを盗む"

 そう書かれた予告状を出すことと、ものを盗むと人が死ぬことが特徴の怪盗・ペイパーカット。
 その彼のものと思われる予告状が、マジシャンのトランプマジックを録画したデータから見つけられた。
 ペイパーカットを追うサーカム保険の伊佐・千条のコンビは、
 動画でマジックを行っていたマジシャン・インフィニティ柿生を尋ねる。
 しかし、インフィニティ柿生は意味深な言動を残し、自身のイベントを台無しにしてでも姿を眩ませてしまった……。




 一方、同じくペイパーカットを追う、日本で多大な影響力を持つ東澱家の東澱奈緒瀬は、
 動画で行われたマジックのアイディア主だと思われる種木悠兎――通称「トリート先生」を尋ねた。
 悠兎はマジックのアイディアを生み出す天才でありマジシャン達に尊敬される存在であったが、
 自身はマジシャンとして活動せず、売買契約を交わしたマジック以外のトリックはなんでも軽く語ってしまう、
 マジックをどこか俯瞰で捉えていた変わった少年であった。
 そんな俯瞰で見ていたはずの悠兎は、
 事件に関わっていく内に、何故かインフィニティ柿生に怒りを感じていくようになる。




 インフィニティ柿生の前座を良くやらされ、
 彼が台無しにした舞台でも出演していたスイヒン素子は、彼のことが気に入らなかった。
 プライドと負けん気が人一倍強い彼女は、謎の銀髪の男・飴屋と出会う。
 そしてインフィニティ柿生がこれから巻き起こす一大イベントに、
 飴屋と共に「むしろそれを上回るイベントを起こす」と加わっていく。




 ペイパーカットにはもう一つ特徴がある。
 同じ場所に居ても、見る人によっては老人、見る人によっては少女に、見る人によってはサラリーマンに見える、
 変装のレベルを超えた超常現象を起こすことである。
 そんなペイパーカットの真の姿だと思われる「銀色」を見たことがある伊佐は、
 執念深くペイパーカットを追っていたが、どうにも今回の事件には本腰が入らない。
 とあるマジシャンは言う。
 マジックとは「自分はトリックを知っているが、観客がまったく分からないという状況を楽しむ支配欲を求めるもの」だと。
 伊佐は今回の事件の関係者の中で、唯一顛末が分かりきっているから、本腰が入らないのか……。

●良かったところ

 すげえかどちん臭!!
 まず「マジックとは何か」と心理や哲学から入るところ、これね。
 柿生の歪みにも似た執念。素子の本質を追求していく飴屋とのやり取り。
 そして悠兎の「ギャップが直感で分かる」MPLS。
 かどちん好きならこれ、ね。

●悪かったところ

 かどちニスト過ぎて判断できねえ!!

●ここを見ている人・これから読む人に

 最低でも「ソウルドロップの幽体研究」は読んでおきたい。

●あとがき

 ちょっと境ホラ読んでくる。
スポンサーサイト

この記事へのコメント

トラックバック

URL :

ツイッター
リンク
検索フォーム
カレンダー
11 | 2018/12 | 01
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。